| JBLウーファーのエッジ張替え |
JBLの2Wayスピーカーシステム(後にFOSTEXのスーパーツイーターを追加して3Way化)を
自作してジャズや演歌を楽しんでいました。ところが10年くらい経過した頃、久し振り(多分3年
振り?)にサランネットを外したら何とJBLの38cmウーファー2231Hのエッジがボロボロになっていました。
そう言えば最近何となく低音が出ていないなあと思っていましたが早く気付いて良かったと思います。
仕方がないので自分でエッジの張替えをする決断をしました。幸い、インターネットで似たような修復例
が沢山あったので自己責任で実行することにしました。写真はボロボロになったウレタンエッジです。
70才半ばの小生に取って大きなスピーカーボックスから重いウーファーを取り外す作業は辛いものでしたが
頑張るしかありません。
マウスを画像に重ねると
画像が拡大
されます。(以下同様)
次の作業は新品のウレタンエッジの購入です。ネット検索をするとすぐに見つかりました。
FUNTEQ株式会社からLE15用ウレタンエッジキット(38cmエッジ2枚、接着剤、刷毛)をネット
通販で購入しました。価格は5,000円台でしたが注文して3日で到着しました。張替え作業の
手順書が同梱されており大変参考になりました。
写真は古いウレタンエッジを取り除く「3種の神器」です。左から小型のカッターナイフ、大型の
カッターナイフの刃、平刃の彫刻刀です。彫刻刀はホームセンターで1000円程度で売っています。
交換用ウレタンエッジと古いエッジの除去用工具が揃ったのでいよいよ作業に取り掛かりました。
ボロボロになったウレタンエッジを取り除いた後の最初の作業はガスケットの取外しです。
このガスケットはゴム製ですが後で再利用するため慎重に引き剥がします。剥がしたあとで裏側
に残ったウレタンゴムをナイフで削り取りました。完全に取ろうと頑張り過ぎるとガスケットを
傷付けるのである程度平らになったら適当な所で止めました。
ガスケットを取り除いたらフランジにこびりついたウレタンゴムと接着剤を取り除きます。
ここは金属部なのでカッターナイフやドライバーでゴシゴシと削り取ります。最後に残った
古い接着剤はシンナーで綺麗に落とします。ほぼ平らになったらOKです。
フランジ部分が綺麗になったら今度はコーン裏側のウレタンゴムと接着剤を除去します。この
作業はコーンを傷付けずに行う必要があり相当の手間が掛かりました。コーンを強く動かすと
ダンパーを痛める心配があるので時間を掛けて慎重に行いました。カッターナイフや彫刻刀で
少しずつ除去しましたが、固くなった接着剤は完全に除去出来なかったので最後にシンナーで
軽く拭いて終りにしました。
古いウレタンゴムと接着剤の除去が終わったのでいよいよ後半戦のウレタンエッジの接着作業です。
コーヒーでも飲んで気を引き締めましょう。まず最初にウレタンエッジに接着剤を塗ります。
チューブに入った接着剤をペットボトルの蓋に移してから刷毛で塗ります。エッジの山に接着材が
付かないように注意が必要です。
次はコーン裏側の外周に接着剤を塗ります。ウレタンエッジの幅より少しだけ広めに塗ります。
接着材は乾くと透明になるので多少のはみ出しは問題ありません。
この接着剤は硬化時間が長いので白色から透明になるまで待ってから張り合わせ作業を開始
します。
スピーカーを表側にして接着剤を塗ったウレタンエッジをコーンの下側に滑り込ませます。
ウレタンエッジとコーンを両手の指で挟んで隙間が出来ないように密着して行きます。
隙間があると後で問題になるので慎重に作業します。写真は張り合わせが終わった所で
まだ白い接着材が見えています。
写真は張り合わせが終わったスピーカーを裏側から見た所です。これまた一部で白い接着剤
が見えています。この状態で一晩寝かせて翌日にウレタンエッジをフランジに張り付ける
事にします。ここまでは無事にうまく行った様です。
ウレタンエッジとコーンを張り合わせた接着剤が完全に乾いたので次はウレタンエッジをフランジ
に接着します。接着自体は簡単ですがボイスコイルのセンター出しという重要な作業があるので
気を引き締めて取り掛かります。フランジにたっぷりと接着剤を塗るのでウレタンエッジが
フランジに触れないように段ボール片を間に挟んで置きます。
段ボール片を持ち上げてから接着剤をフランジに塗って行きます。そのまま一周してフランジに
たっぷり塗ります。接着剤が乾くまで2〜3分待ってから少しずつ接着して同時にコーンを上
から押したり引いたりしてボイスコイルがどこにも当たらないか確認します。いわゆる
センター出し作業です。今回はダンパー
を交換していないので余程変な接着をしない限りセンターがズレる事はないと思います。
ウレタンエッジがフランジに接着されて半日後にスピーカー取付けビスの穴を開けました。
私は焼け火箸で穴を開けてその後4本のガスケットを上から接着しました。
ウレタンエッジの張替えが全て終了しました。出来栄えはプロには及びませんが見た目は新品
の様です。数時間のエージングが必要なのでこれからやります。これで再びJBLのドスン
ドスン!という低音を聴けると思います。