60mm屈折望遠鏡の大改造 |
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写真は古い反射望遠鏡から取り外した6x30mmのファインダースコープです。取付基部の曲率が
口径114mmの反射望遠鏡の鏡筒用なので60mm径の鏡筒にはピッタリ合いませんがスペーサーを
咬ませば何とか取付けられそうです。根っからの貧乏人根性はどうしようもありませんね。
写真は60mm径の鏡筒に取り付けたファインダースコープを固定するネジです。これも古い
114mm反射望遠鏡から取り外した物です。
写真は新しい接眼部を鏡筒に取り付けたネジです。古い接眼部と位置が異なるため少しズレて
います。余り綺麗ではありませんが我慢します。古い穴は黒い接着剤で埋めています。
写真は新しい接眼部を鏡筒に取り付けたところです。ドローチューブが少し太くなって
いるのとファインダースコープが大きくなっています。ドローチューブが太くなったので
本来なら遮光環を少し大きくした方がよいのですが、これは大変難しい改造なので放置します。
天の川などの撮影では影響が出るかも知れませんが月や木星、土星を観測する場合は中央付近
が見えれば良いので大丈夫だと思います。
なお、ファインダースコープは軽いためスペーサー無しでもしっかり固定出来ました。真横から
見たら少し隙間が見えますが気にしない、気にしない。
写真は古い114mm反射望遠鏡で使われていた赤道儀の鏡筒を固定する部分を改造したところです。
長さ15cm、幅2cm、厚さ5mmのアルミ板に2つのネジ穴を開けた物です。鏡筒が軽いのでこれでも
安定しています。
写真は改造が終わった60mm屈折望遠鏡の全体像です。ドローチューブの長さがオリジナル
より少し短いので90度の天頂プリズムが必須になりますが結果的に楽な姿勢で星を観測出来ます。
本望遠鏡は軽くて小さいので設営が簡単で操作性も良いので今後は出番が多くなると思います。
この赤道儀は「赤道儀のほぼ自動追尾化」で紹介していますが、赤経ハンドルを1/56に減速して
おり手動で星を追尾出来ます。因みに赤経ダイヤルを12.8秒に1回転させれば星はほぼ視界の
中央に固定出来ますが、12.8秒は中途半端で難しいので10秒ちょっと経過したらダイヤルを1回転
させます。さて、肝心の見え味がどう変化したかと言うと、何となく明るく見えてコントラスト
が上がったような気がします。星が見たくなったら望遠鏡をサッとウッドデッキ上に出せるのが
最大の長所です。