アマチュア無線


60年ほど前に鉱石ラジオ作りから始めた無線の趣味はアマチュア無線へと進展し今でも細々と継続 しています。古いラジオから取り出した真空管やトランスを使って送信機を作り数百m離れた友人宅 に電波が届いた時の興奮を今でも鮮明に覚えています。 しかし、免許の要らない小さな携帯電話で世界中どこでも話が出来る現在ではアマチュア無線は活躍 の場を失いかけています。私も今では機器の自作はしますが実際にそれを使ってラグチューすること も少なくなりました。最近7MHzのバンド幅が倍増されたため真空管式送信機を自作して昔 懐かしい振幅(AM)変調でオンエアーを始めました。AMはアナログ的要素が多く年寄りでも触れる所 が一杯あり、50年前に資金不足のため出来なかった事を有り余る時間と(若干の)お小遣いで今頃に なって実践しています。最近、我が家の近隣でソーラー発電が急増したりエヤコン等の電化製品 からのノイズや狭い敷地のため鉄塔も建てられず粗末なアンテナしかないためホームから電波を出す ことは殆ど無くなり、健康増進を兼ねて近くの丘や山頂から移動運用する事が多くなりました。高所 からだと小電力&小型アンテナでも電波が良く飛ぶため楽しさ満点です。正に貧乏人の腕の見せ所 です。

1.簡単な足跡

1963年頃    電話級アマチュア無線技士の従免、JA4CAMの局免を取得
          以下のような自作装置で国内QSOをエンジョイ、当時はA3でしたが
          バンドも空いていて混信も少なく10Wで日本国内どこでも通話できた
          送信機  6AQ5+807
          変調機  12AX7+12AU7+6V6PP
          受信機  高1中2シングルスーパーへテロダイン
          アンテナ  8m高7MHz半波長ダイポール
1965年頃    上記の装置に自作21MHzと50MHz用クリスタルコンバータを追加
          自作VFO+6CL6+2B46の送信機で21&50MHzにQRO
          変調機は12AX7+2B46シングル
1968年頃    2級アマチュア無線技士従免を取得し、局免を100Wに変更
1975年頃    ヤエスFT101ESを購入し海外QSOの真似事開始
          7MHz〜28MHz用グランドプレーンアンテナを購入
          トリオTR2200G 1W FMトランシーバを購入
1985年頃    ケンウッド144MHz 10W SSB/FMトランシーバを購入
          アイコム430MHz 10W FMトランシーバを購入
1990年頃    ケンウッド50MHz 10W SSB/FMトランシーバ(中古品)を購入
1998年頃    50MHz 1W SSBハンディトランシーバを自作
2000年頃    21MHz 3W SSBハンディトランシーバを自作
          アンテナチューナーを自作
2007年     FT101ESをオーバーホール
2008年     全真空管方式トランシーバーFTDX400をレストア
          3.5MHz〜50MHz用グランドプレーンアンテナを購入
2009年     エレキー及びエレキー用パドルを自作
2010年     FTDX400を50W出力に改造して無線設備の変更申請
          FTDX400のCW運用機能を改善
2011年     アンテナをグランドプレーンから逆V型ダイポールに交換
          FTDX400のAM機能を改善
          FTDX400、FT101ESにDDS-VFOを導入
          FTDX400のプレート・SG同時変調の実験
2012年     50MHz 1W AM/FMトランシーバ AM3Dを購入しオーバーホール
          アンテナ切替スイッチを自作
          7MHz 自作AMハンディトランシーバ+アンテナで移動運用
          FTDX400用のAMフィルターを自作
2013年     FTDX400のプレート・SG同時変調の実験(続編)
          7MHz及び50MHzモービル用ホイップアンテナの購入と自作
2014年     FT77SにAM機能を追加
          FTDX400用の455kHz AM検波器の自作
          水晶フィルター特性直視装置の自作
          CB無線機の28MHz AM化改造
2016年     CB無線機の7MHz AM化改造
          50MHz 3W AM/FMトランシーバ RJX601を購入しオーバーホール
2017年     FT101ESにRFスピーチプロセッサを増設
          6146Bパラ2バンドAMトランシーバの自作
2018年     コモンモード電流検出計兼アンテナインピーダンス計の自作
          ヤエス144/430MHz 1W FM、ケンウッド430MHz 10W SSB/FMトランシーバ(中古品)を購入
          144/430MHz用SWR計と電界強度計、430MHz用5素子八木アンテナを自作
2019年     7MHz SSB移動運用機の自作
2020年     3.5/7/18MHz移動運用に使う各種アンテナを自作
          ヤエスHF/50/144/430MHzオールモードトランシーバ(中古品)を購入
2021年     各種アンテナ(21MHzマイクロバート、430MHzループ八木、144MHzモクソン、1.8MHzロングワイヤ)の自作
          1.8MHz帯SSB運用を開始
          FT8デジタルモード運用を開始
2022年     各種アンテナ(7MHzマイクロバート、HFマルチバンドMACHANT)の自作
2023年     アンテナアナライザー(NanoVNA-F)を購入

2.詳細な記事

写真や回路図などが残っている自作や改造について紹介します。 私のHPでは可能な限り回路図を開示しています。「こんな装置を作りました」と言って写真だけ出て いるHPをよく見かけますがはっきり言ってあまり参考になりません。100%再現性があるかどうかは別に して似たような装置は製作出来ると思います。

件 名
写 真
解 説
現在の活動状況
シャック
現在は自作の6146Bパラ送信機やCB機を 改造した無線機を使って7MHzでAMを、ハイキング時など 山の上から50/144/430MHzのQRPトランシーバでAM/SSB/FMを楽しんでいます。今後も最新の機器を 購入する予定はなく、博物館に行きそうな古いリグや手作りアンテナを使って末永く細々とアマ チュア無線を楽しむ積りです。
アンテナシステム
アンテナ
昔風のアマチュア無線家としては送受信機の自作や整備と 共にアンテナの自作や調整は無線屋の醍醐味であり小生が今まで携わった各種アンテナを紹介します。
FT101ESのレストア
Ft101ES
40年前に購入したFT101ESをレストアして今でも 現役で活躍しています。出力の50W化、CWフィルター、RFスピーチプロセッサの追加、等々の改造を しました。同年代のお年寄りと昔話をする時に大活躍しています。(ネットオークションで売却済み)
6146Bパラ2バンドAMトランシーバの自作
FT101ES
FTDX400を改造して7MHzのAMに出られる様に しましたが、あちこち調整する箇所があり年齢と共にオンエアーするのが億劫になって来ました。 そこで、手持ちのRCA製6146Bを使って3.757MHzと7.195MHzに周波数を固定しほとんど調整箇所なしに運用 する事にしました。(解体のため現存せず)
FDAM3Dのレストア
FDAM3D
小生が就職したころ50MHzのAM機で移動運用 をよくしました。その時に使ったのが井上電気のFDAM3で山頂から電波を出すと1Wでも結構飛んで くれました。最近になって7MHzでのAM運用を再開しましたが、50MHzでも運用してみたくなり、ネット オークションでFDAM3Dを見つけ安くゲットしました。(ネットオークションで売却済み)
RJX601のレストア
RJX601
50MHzの移動運用を良くしましたが、名機RJX601 が発売されFDAM3は古い機械になりました。当時はAMからSSBに切り替わる時期だったので買い換える のを躊躇しました。最近、ネットオークションでジャンク品が出ていたので若い頃の夢を果たすべく ゲットしました。(ネットオークションで売却済み)
FT77SにAM機能を追加
FT77S
以前ネットオークションでジャンクの八重洲のFT77Sを購入 しましたが、この機械にはFMユニットが オプションで付いておりAM機能がありません。28MHz帯でのFM運用はしないので FMユニット基板を改造してAM運用が多バンドで出来るようにしました。(解体のため現存せず)
CB無線機を7MHz AM機に改造
CB無線機
40CHのCB無線機を28MHzのAM機に改造しましたが 容易に相手が見つかりません。そこで、再びジャンクのCB無線機をゲットして今度は7MHzのAM機に改造 する事にしました。ネットで検索してもCB機の7MHz改造例は見当たらず、難しい改造になりましたが 何とか送受信が出来る様になりました。
7MHz SSB移動運用機の自作
7mssb運用機
山頂や峠でのSSBハンディ機の運用は50MHzで可能ですが 運用局が少なく容易に交信が出来ません。 そこで1年中賑やかな7MHz SSBでの移動運用を思い着きました。 しかし市販のトランシーバ は消費電流が多いため使いたくないので自作する事にしました。
FT817でQRP移動運用
FT817
1台で全ての周波数でオール モードを運用出来て超軽量のFT817が欲しくなり、コロナの特別支給金10万円を使って買う事に しました。 ネットオークションを気長に見ていたら古いFT817が安く出ていたのでゲットしました。 さあ、これで山頂や丘の上からQRP移動運用を始めるぞ!
FT8デジタルモードの運用を開始
FT81
自称「アナログおやじ」が禁断のデジタル モードに少しだけ興味を覚え始めました。 今まで「ハンディトランシーバーと公衆電話さえあれば携帯電話など不要!」と言い張り アナログ通信しか興味のなかった頑固おやじがFT8デジタルモードの運用に挑戦しました。
各種測定器の紹介
ディップメーター
「なるべく金をかけないで楽しむハム」をモットーに 細々とやっています。そういう訳で測定器類は最小限必要な物しかありません。



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